にく

宇宙戦争: ゴライアスのにくのレビュー・感想・評価

宇宙戦争: ゴライアス(2012年製作の映画)
2.3
1898年に出版されたH・G・ウェルズの『宇宙戦争』の勝手な続編。恐らくは原作出版年の15年後のイギリスから話が始まっているスチームパンク・アニメーション。人間側も火星人のテクノロジーを盗んで蒸気機関で動くトライポッド(ゴライアス)や飛行船、飛行機を開発しており、それにレーザービーム砲を搭載して、細菌に対する免疫力を付けて再侵攻してきた火星人の最新型トライポッドや戦闘機、宇宙船と戦う。
 マレーシアのアニメーションだが、キャラクターや背景の見た目は70〜80年代のアメリカのそれ。そこにCGで描かれた妙にピカピカのメカが登場する感じ。
 話としては、第一次世界大戦の代わりに連合国軍と火星軍が戦い、連合国側が勝ちました。万歳万歳。という勧善懲悪譚で、火星人が何者か全くわからないまま終わる。出来の悪い『インディペンデンス・デイ』(これがそもそも『宇宙戦争』のパクリ)のさらなる二番煎じといったところか。
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