みかん

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのみかんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いつものごとく、核心部分までネタバレしまくってますので、閲覧ご注意ください!
ほんとに、見てない方はネタバレ見ちゃうと楽しみ半減どころじゃないので、自衛のほどよろしくお願いします。



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公開初日のレイトショーで見てきました!
待ちに待ったスパイダーマン!
試写会もあっさり外れたので、この2週間そわそわしっぱなしでした。
期待値上がりきっていましたが、その期待どおりめちゃめちゃ面白かったです!

前作のミステリオに正体を世間にばらされたところから始まり、怒濤の展開へ。
まず、ドクター・ストレンジとの掛け合い。
なんやかんや、エンドゲームからの縁が繋がってるなって嬉しくなる。
ストレンジもピーターに情が移っててほっこりしつつ、ピーターに振り回されてるのを見ると、トニーとの関係性にも似ていてちょっと感傷に浸ったりもしちゃいました。
大学に交渉すらせず、すぐに力に頼ろうとするピーターを嗜めるストレンジさんは、素敵な大人でした。
過去2作や本作の後の展開でも、ピーターはスパイダーマンであることでいろんな因果や悲劇に巻き込まれる。
力に依存してると、起こった結末をスパイダーマンであることのせいにして悲観し逃げるばかりになっちゃう。
そうじゃなく、ピーターとしてどうするのか、自分自身で責任をもつことの大切さを教えてくれたシーンだと思いました。
ちょっとしたシーンだけど、後々のあの有名な台詞に効いてくる大事なシーンでした。

そしてついに本格的に展開しだしたマルチバース!
サム・ライミ版スパイダーマンやアメイジングスパイダーマンを見たことある人なら間違いなく楽しめたのでは!?
私はどちらもだいぶ前(サム・ライミ版はMCUがまだ始まってないくらい前)に見たきりで、細かいシーンとかはちょっと記憶が曖昧だったので、ちゃんと復習しとくべきだったなって反省しました。
それでも十分楽しめたけど、台詞まわしとか、細かいオマージュとか、復習してたら繋がり要素を最大限楽しめたのになって思いました。
近々どちらも見直そうと思います。
正直に言うと、過去作スパイダーマンが出るかもって噂は結構前から耳にしていたので、彼らの登場は予想できちゃって驚きはなかったんですが、やっぱり画面に三人揃うとたまらん!!
夢の共演がかなった瞬間ですよね。
スパイダーマン同士が会話してる!
ハリーやグウェンの話してる!ってテンション上がりまくりでした。
とくに、トビー・マグワイア演じるスパイダーマンはやっぱり興奮を押さえられなかったです。
あれから20年かって思うと、感極まる思いです。
私でもそうなんだから、思い入れが強い人はもっとたまらんだろうな。

二人のピーターが、自分の後悔を打ち明け、ピーター・パーカーでスパイダーマンである自分自身にしか理解できない哀しみや決意を共有してる感じがすごくよかった。
スパイダーマンの代名詞でもある「大いなる力には大いなる責任が伴う」という台詞も、ここにきてしっかりはまっていました。
ヴィランが治療されて元の世界の結末が変わったことで、過去作スパイダーマン自身も救われたところがあるって展開もよかったです。
敵を救うスパイダーマンをみて、これぞ親愛なる隣人だなって思いました。

トムホスパイディも、本作でだいぶ大人になったなー。
一作目とかまだまだ子供って感じだったのに。。。
ヒーローの成長を見届けたくなるのもMCUの醍醐味ですよね。
相変わらずハラハラはさせられるけど、ピーターの根本にある優しさや甘さも彼の魅力の一つです。
あと、本作ではスパイダーセンスとか、怪力とか、頭脳明晰さとか、スパイダーマンの設定がわかるシーンが多かったのも個人的にはよかったです。

あとは、ハッピーの部屋?にアイアンマンのロボットアームのダミーがあったのもほっこりポイントでした。

ストーリー展開は結構強引でツッコミどころも多いし、ご都合気味ではあったんですが、それを上回る楽しさでした。
世界線を共有するMCUの最大の良さは、ヒーロー同士が関係を築くことでそれぞれの個性も深掘りされていくこと。
なので、これからの作品たちもクロスオーバー前提の作品になることは必須で、これに乗れない人はなかなか楽しめないかも。

ラスト、メイおばさんの墓石の前で、彼らの遺志を継いでいくと固く決意したピーターに、泣きそうになった。
失ったものは多いけど、確実にピーターの中に生きている。
ピーターにも幸せになって欲しいよ。
まだまだ彼の行く末が気になって仕方ないです。
マルチバースはこれからどんどん広がると思うので、めちゃめちゃ楽しみです!

次はドクター・ストレンジ!

2022.01.10追記
2回目みてきた!
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