いがこな

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのいがこなのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

製作決定からずっと楽しみにしていたから、北米公開から3週間も待たされたことにより、いつネタバレを踏んでしまわないかずっとビクビクしてました。

さて、スパイダーマン︰ノー・ウェイ・ホーム。三部作の完結編とあって、作品を重ねるごとに成長していくピーターがこのノーウェイホームで本当の意味で大人になった(なるしかなかった)のだと思う。

スパイダーマンファンとして、観たかったものを全部観せてくれたようなサービス満載のお祭り映画ではあったけど、MCUしか追ってない人にとってはポカーンだろうし、またMCUを観る上でのハードルが上がってしまった感は否めない。

それでも過去作を観ている人にとってはグッとくるシーンやセリフがたくさんあり、個人的にはアンドリューガーフィールドのピーターがグウェンを失った時と似たようなシチュエーションでMJを助けるシーンには号泣でした。

ちょっとしたスパイダーマンあるあるみたいなのもベタだけど笑ってしまった。

ただし、ただでさえ歴代ヴィランの登場で要素の多い映画なのに歴代スパイダーマンまで登場したことで、主軸であったはずのトムホピーターの物語がブレてしまった感もある。最終決戦もなんだか見辛くて、見せ場のアクションも無いと感じた。

この三人での共闘の後に、トムホピーターだけの戦いが見たかった。魔術の力を借りるのではなくて、戦うことで人々にとってのヒーローに戻って欲しかった。その辺りはおそらくあるだろうと思われる新たなる三部作に期待しようと思う。もうお腹いっぱい。
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