スカタン焼き

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのスカタン焼きのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

一言で表すなら御馳走でした。いや〜〜感慨無量。胸熱の具現化。
この時代に、今日まで頑張って生きててよかった〜と、同時に、スパイダーマンを好きでいて心底よかったと改めて思いました。
上映日から1週間経ってから観に行ったんですが、この日までずーーっと本作のサントラを聴きながらこれはどこで流れるのかしら、どういう状況なのかしら、なんて思いを馳せておりました。
結果、期待以上の内容で感極まっております
どの代のスパイダーマンも大好きなんですが、久しぶりにトビー(初代)とアンドリュー(アメイジング)のお顔と声、スパイディーの姿でも〜〜テンション爆上がり。同じ画面にいて会話してる事自体とんでもないことなんですよ………
3人で協力するシーンなんて贅沢にも程がある…何より!私が初代スパイダーマンに対して最も素晴らしいと感じているウェブシューター無しのクモの糸に他2人が触れてたこと!!かっこいいよなーーわかる!!!
そして歴代の敵の皆様もお揃いで大興奮。
特にノーマン・オズボーン役のウィレム・デフォーのお変わりなき姿にびっくり…アクションシーンでさらにびっくり…ポッケにないないしてたのはお菓子?(笑)
オットーちゃんも早いうちから手懐けられてて可愛かったなあ。
トム・ホランド演じるピーター・パーカーの魅力は、「思春期ならではの青々しさ」だと個人的に考えているんですが、その点が明瞭に描かれていた気がします。
作品を重ねるごとに成長はしていますが、それでもまだ余裕がある訳でもない。そんな姿が彼の良さ、他の代とはまた一味違うスパイダーマンの良さでもあるな〜と思うんですよね。
しかしながら、自分の一つの行動が及ぼす影響がどれ程のものなのか、自分は一体何者であるのか、ここへ来ていよいよ痛感したのではないかと思います。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」メイおばさんの口からこの言葉が出た時、今までの情景全てを思い出してしまって耐えられませんでした。ただ、この言葉があったからこそ、ピーター・パーカーという存在を、というあの決断ができたんじゃないかなと思います。
ヒーローとしての善悪、道徳心の壁にぶち当たり、自分自身の責任と向き合わなければならない状況になった今こそ、彼が今後どう進んでいくのか、待ち受ける試練にどう闘うのか。私は期待しちゃいますよ。失望させられる訳ないでしょう!信じています。
スカタン焼き

スカタン焼き