まろ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのまろのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマンシリーズ総復習で臨んだとはいえまさかまさかのアンドリュー&トビー登場!!!!!で記憶メモリがクラッシュしてしまい、何からまとめればいいのか分からないまま1ヶ月以上の時が流れてしまいました。

・とにかく「ピーターに会いたい!」一心で作ったリングから何も知らないガーがひょっこり顔を出した瞬間、続けてトビーが姿を現した瞬間、発声NGながらも満席の劇場内がワァ!!!っと沸いてるのが肌感で分かり、自分の顔中の穴という穴から汁が止まらなかったこと(汚い)、今思い返しても目頭が熱くなる。
・それ程までに熱量高いファンが数多いる作品で全世界が長年待ちわびた展開を公開前まで絶対ないと断言しつつクレイジーなビッグサプライズをもたらしてくれたキャスト達、ジョン・ワッツ、ソニー、MCUに圧倒的感謝…ファンムービーと言われてもいい、この感動体験のためにシリーズ通して見てきたのだと言っても過言ではないパワーと感慨さがある
・頼もしいピーターズ3人で治療薬を作る姿、3人のスパイダーマンが歴代ヴィランズと戦う姿、目の前で繰り広げられる全てが信じられなくてずっと夢の中にいる感覚
・戦闘中にガピタは落下するMJを救い出すというミラクルな伏線回収にガピタ自身もファンもX年越しに救済されて良かった、ほんとに良かったなぁ。過去作品へのリスペクトが多分に垣間見えて愛。

・未成年の個人情報が晒されている間アベンジャーズの大人達は何やっていたのか?という話でもあり。そして時代のせいかNY市民も過去スパイダーマンシリーズと比べて随分冷たくなったなと。
過去スパイダーマン比、トムホスパイディはまだあどけない高校生。こんな重圧をかけて、大いなる責任を伴わせることは正解といえるのだろうか?少年の言動には真正面から意見してくれる大人が必要だったと思うしその役割が今回Dr.ストレンジということも地雷だった。まじで無責任でドライ…!!
トニーがいてくれたら…と何度思ったことか…
メイおばさんという保護者の喪失、親友と恋人さえも失うことがこの次元のピーターパーカーの運命という結末はなんとも胸が痛い。

心の整理がつかずインタビュー記事を読み漁っていたところアンドリューが3ピーターが出会った意義について
「自分は決して一人ではなく、同じ境遇の兄弟がいることを知っていたらどうでしょうか(意訳)」
と答えておりラストのトムホピーターの気持ちを考えまた心臓がギュッとした。トムピもきっと孤高の兄弟達の存在があるからこそ、心持ちが強くなってると読み取れる。

・ジョンワッツ製スパイディは青春コメディタッチなジュブナイルの側面が強かっただけに、鑑賞後はとんでもないしんどさが残った。スパイダーマン史上最も孤高の存在となってしまった。
しかしまたいつかピーターは帰ってくる、MJやネッドとの関係を取り戻すと信じているし、それを見届ける日まで生きねばと決意しました。

一方界隈では様々なストーリーが同時多発的に交錯しており今作もマルチバースの序章に過ぎないのだろう。続きは戦犯のストレンジ先生が回収してくれるということでまた公開に備えて徐々にアップしておく。
その他も思うところはたくさんあるので後で肉付けしていく。
ありがとう、全てのスパイダーマン
まろ

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