マレーボネ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのマレーボネのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマンNWH本当最高だった!

「予想してたことが大体その通りになった」はその通りなんだけど、それを通り越していわば「予想してたことが現実になるというセンス・オブ・ワンダー」を最大限感じさせてくれる映画だった。

予想してたこと、こうなったらいいなと思ってたことがちゃんと手順を踏んで現実になっていくのが嬉しいし楽しい。

凄腕弁護士はネトフリからやってきたし、アンドリュー・ガーフィールドとトビー・マグワイアが我々のためにインタビューで大嘘ついてたのが分かって泣けてくるし、ヴィランたちは変に迎合するでなくしっかり立ち回る。

何より感激したのはアメイジング版の素晴らしい補完。たぶん幻の3作目のプロットを盛り込んだんだろうな。
2の後自分を責め続けて周囲まで傷つけたことを吐露するシーン、グウェンと似たシチュエーションで落下したMJを救うことができたシーン、とにかくガーフィールドピーターは泣いてるシーンが多くてその度にこっちまで泣きそうになるけど、前を向いて闘い続けてきたのが分かる良い演技だったな。これが見れただけでアメイジング版のファンは報われたんじゃないかな。

トビー・マグワイアがスーツ着て顔だけ出してキリッと立ってる姿は相変わらずカッコいいし、ウィレム・デフォーがウッキウキのキレッキレで悪役やってるのもいいし、マルチユニバースやメタ的な小ネタもたくさんあって笑えるし、大いなる責任の辺りは感動するし見どころたくさんだったね。

フェイズ4の近作は変化球だったり予想を裏切る方向で進むことが多かったけど、こういうファンが求めてるようなものも自在に提示できるのが今のMCUの強みなんだろうな。
新しいアベンジャーズ体制まではまだまだ長そうだけど、マルチバース方向の話がどんどん進むといいな。
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