排路

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの排路のレビュー・感想・評価

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たまたまテレビみたらやってたから、最後までみざるをえなかったけど、2020年代のアメリカの映画あんまりみたことなかったから、良い経験になった。基本的に善意で「助けてあげる」側の視点で、双方向になる可能性も全くないし、自分たちの加害性とか、他者を受け入れる余地の無さとか、怪しいラインにあることは親友とか恋人とか家族とか親密な関係性のなかの感動にすり替えられる。たぶん、そういうところだぞアメリカって感じの映画だった。いつのまにか自己犠牲オチにむかっててずるい上にそんなの無理矢理現在に連れ去られた人たちからしたら、なんだお前って感じだと思う。最終的にいちばんシンプルな解決策に落ち着くので、それまでのあれこれが自作自演でしかないプロットに、いくら倫理や技術の面で進歩しても、ただ世界を混乱させ何も解決しないアメリカのパフォーマンスが現れてる。
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