Koichi

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのKoichiのレビュー・感想・評価

4.0
トム・ホランド主演の
「ホーム」シリーズ3部作完結編。
それぞれの“ユニバース”からやって来た
強敵に立ち向かうため、
3人のスパイダーマンが集結する──

正体を暴露されたピーター・パーカーがドクター・ストレンジの力を借りて状況を収束させようとするが…魔術の中断で危機的な状況となったユニバースとマルチバースを救うため仲間と共に戦いを挑むスパイダーマンの運命と葛藤を描くSFアクション。

今回の作品は、これまでのシリーズに登場したスパイダーマンとヴィランのオールキャストで送る豪華な最終章となった。

マルチバースという考え方を軸に崩壊するそれぞれのユニバースをもとに戻すために協力するピーターたちだが、それを邪魔するヴィランたちも強敵揃いでこれまで以上にスリリングな作品となっていた。

今回の最終章でもそうだが、集結したスパイダーマンたちにはそれぞれのユニバースで過酷な運命と対峙し、そええを乗り越えてきている。そして、今回のピーターもその例外ではなかった…親しい人間との別れ、そして孤独なヒーローとして生きる道を選択。それはまるでスパイダーマンの呪われた運命とでも言わざる負えない現実が待っていた。

今回のシリーズでは3作通して、ポップでノリのいい作品となっていただけに、結末がより哀しく感じてしまう。しかし、彼の救った世界は彼を完全に忘れることはないだろう。いつの日かまた彼の仲間は失われた記憶を取り戻すことがあるとはずだ!と私は信じたい。
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