ゆき

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのゆきのレビュー・感想・評価

4.9
サム•ライミ監督、マーク•ウェブ監督、そしてジョン•ワッツ監督と、その時代、時代のスパイダーマン映画を観てきた私としては、もうただただ熱い映画としか言えない。
権利問題で様々なごたつきがあったなか、これまでのスパイディー映画に目配せをし、愛と敬意をはらい、そして実際の俳優もよんで実写映画が完成できたと思うと本当に涙なしには見られない。。(物語のなかでみんなでスパイダーマンあるある話しているときとかもう最高かよと思った)
コミックのスパイダーバースをこんなかたちで実写化に昇華できることなんてきっと2度とないだろう。

本作のピーターの行く末は"やはり"こうなってしまうのかという辛い結末で、3部作をとおして彼のことが好きになった故に非常に胸を痛めてしまうが、けして悲観していない絶妙なラストに益々やられる。
この映画をきっかけにますますスパイダーマンというキャラクターのファンは増え、もちろんトム•ホランドさんファンも増えたと思う。
この映画に関わり、いいものを届けようと戦ってくれたすべての人に感謝。

(日本で言うと歴代戦隊集結モノを涙ながらに観ているひとはこんな気持ちだろうか)
ゆき

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