ファースト・カウのガルベスのレビュー・感想・評価

西部開拓時代のアメリカで出会った料理人とアジア系移民が、突飛な発想によりドーナツを作り一儲けを目論む。

シンプルで何てことのない物語なのだが、静謐な自然や生活感とマッチョ的心性とは無縁な二人の関係性が妙にマッチしたケリー・ライカートにしか醸し出せない作家性が味わえる一作。