ケリー・ライカート監督日本連続で鑑賞です。
2019年に全米で大絶賛され、批評家賞もよく取っていましたが、一体いつ公開するのか?と4年かかってやっと観れました。
アートフィルムと呼びたくなるほどの美しさとアメリカン・ニューシネマのような危うさを併せ持った独特の映画です。
オープニングの船がゆっくりと進むシーンが出て来ますが、あのゆっくりとした時間の、距離の捉え方が、この監督の大きな特徴なのでしょう。
何処か霊性も感じさせるようなカメラワークが世界観を決定していきます。
人ではないものの視点から人を観る、と言いますか、独特の映画はそんな視点から感じましたね。
