二瓶ちゃん

ファースト・カウの二瓶ちゃんのレビュー・感想・評価

ファースト・カウ(2019年製作の映画)
4.2
職場の先輩からの薦めで鑑賞。

A24

【わからないけど】

正直、わかる人にはわかる映画なんだと思う。だけど何がわかったら良いのかがわからなかったので、私としての直感で言うと、色々あるんだけれど、総括して言うと、いつの時代の話なのか私には分からなかったが、十分に現代人に対してでも通用する大自然の中の冒険的なお話だった。それが私からすれば日常から遠ざかってる感じがして好きだった。

その他にも小粒揃いでいいなと思った点があるので列挙する。決してグルーブを生むまでには重ならない、アコースティックな音楽。赤ん坊の鳴き声がうっすら聞こえる中での主役2人の会話。牛の鳴き声、乳搾りの音、風にざわめく葉っぱたちの音、自然音が心地よい。あと、結構スリリングな大人同士のかくれんぼ。

疲れた仕事終わりに、ぼーっと眺めてふわっと穏やかになる映画でした。

何を伝えたいのか、映画的意義は、と
肩肘張って観ると、は?
ってなるかもしれないけど、
子供の心に還ったみたいなそんな気持ちで見るべき映画なのかなと思った。

正直暗過ぎて何やってるんだかわからず字幕まぶしー!ってなったシーンあった、けども優しい音楽も含めてだいたいすき。ということでこの評価。