ゴムあたまぽんたろう

ジャンゴ 繋がれざる者のゴムあたまぽんたろうのレビュー・感想・評価

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)
4.5
150分と長い映画だけれど、中弛みすることなく一気に観れた。というかほんとに面白かった。中盤までは特にきつい描写もなく(麻痺)、まさか作戦が成功して終わるのか!?と思ったけど、そんな訳はなかった。あるシーンでタランティーノ節が突如として炸裂、そこからは怒涛の展開で一気にエンディングまで突入する。
おそらく史実には忠実ではないが、アメリカの奴隷制度は闇が深すぎる。本作はタランティーノのノリでエンターテイメントに消化して見れるが、アフリカン・アメリカンの人達はどういう気持ちで奴隷制度を扱った映画を観るんだろう。KKKのパロディのシーンとかバカで笑えたけど、あくまで第三者としてだからかもしれないと思ったりもした。
インスピレーションとして「続・荒野の用心棒」、「殺しが静かにやってくる」が元になっているらしい(wikipediaより)。これも観たい。