ヴァルツvsディカプリオの口角泡飛ばし合いのほうが観たかったか。とはいえジャンゴの話であるから受動的なキャラから覚醒していく場面をちょっとづつ挟みこんで、ジェイミーホックスにしびれさせようとラストへ向けての苦心の痕跡がみられるが、いかんせん濃厚べしゃり俳優たちが映画を席巻しちまってましたわ。唐突にしゃれこうべをドーンと置いて講釈垂れるディカプリオの場面とか紛うことなきタランティーノ映画でしたな。タランティーノは基本講釈垂れ映画好きから離れられないすね。しかし長すぎ。これは2時間以内で終わらせてほしかった。