Ryonang

SKIN/スキンのRyonangのネタバレレビュー・内容・結末

SKIN/スキン(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

2023年2本目。

新年からなかなかディープな作品を観てしまった。

人間社会には色んな属性があって、国、宗教、肌、のようなメディアによく挙げられるものから、仕事、趣味、性格における共通性等で、大小あらゆる単位で細分化出きる。おそらく人は本能的にどこかに所属したい欲があり、帰属意識を持ちながら生きていく必要はあると思っていて、それが極限化されたのがネオナチやKKKみたいな組織なのかも。孤独を紛らわし、属する組織を守りたい、一種の正義感?として、強く片寄った思想で雁字搦めになる。

幸いBryonは潜在的にあった理性と向き合い、組織から足を洗うことができたけど、ネオナチのような「孤独→強い帰属意識」が植え付けられる系の組織は脱出するには様々な障壁がある。GavinやBryonがネオナチになったのもこの流れ。
Jenkins氏の活動は本当に尊敬するが、どこからそのエネルギーが来るのか。それもまた一種の帰属意識なのかな。何処なのかはわからないけど。

平和な世界になったらいいなぁ。
Ryonang

Ryonang