ずっと観たいリストに入ってた作品だったが、反ヘイト団体と戦う実在の人物、ダリルLジェンキンス役を演じたマイクコルターのおかげでやっと観るキッカケとなった。
先日観た、『ロスト・フライト』という映画で飛行機で護送される犯罪者役で出演しており、主役ではないが、とてつもなく大きな役割を果たし、その存在感を存分に示したので他の作品も観てみたくなったから。
本作でも、主役では無いがとても重要な役を担っている。
実話ベースで作られた作品とのことだが、子供の頃、親に見捨てられ路上生活をしていたブライオン(ジェイミーベル)はヘイト集団を運営する夫婦に拾われ実の子のように育てられるというかなりヘビーな人生。
当然、筋金入りの差別主義者に育ったブライオンは今や団体の幹部となり、顔や身体中に彫られたタトゥーを引っ提げ強烈なビジュアルと共にFBIのリストにも載るように…
そんな彼が3人の娘を育てるシングルマザーと出会ったことから、自分達がやってること(ただの犯罪です)に疑問を抱きクソみたいな生活から抜け出そうともがくストーリー。
以下ネタバレ注意⚠️
本人が疑問を抱くことが出発点で、組織から抜けるには外部の手助けが必要なわけ。やはり、ダリルLジェンキンスの役割が偉大であることに気付くだろう。
白人至上主義…と言った偏った思考はさておき、人は誰しも見た目に囚われものである。
まさに、本作でもタトゥーを除去して新たな生活を歩もうとする主人公がそこに居る。