えそじま

罪と罰のえそじまのレビュー・感想・評価

罪と罰(1983年製作の映画)
3.9
カウリスマキ特有のオフビートな空気を作る素となるものが、凍りつくようなニヒルを纏わせている処女作。

実質「罪と罰」の映像化だと勝手に思いこんでしまっているブレッソンの『スリ』を愛しているので、どうしても原作モノとして少し見劣りしてしまうところがあるものの、すっかりハゲあがっているラスコーリニコフがなんかカッコいいし、選曲も色彩もセンス良い。単純に映画として好き。
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