原題『Rikos ja rangaistus』 (1983)
監督 : アキ・カウリスマキ
脚本 : アキ・カウリスマキ、パウリ・ペンティ
撮影 : ティモ・サルミネン
編集 : ヴェイッコ・アールトネン
音楽 : ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
出演 : マルック・トイッカ、アイノ・セッポ、他
ドストエフスキーの古典文学『罪と罰』を大胆に現代劇に翻案し、ヘルシンキを舞台に、、恋人をひき逃げした男、殺人の現場を偶然目撃してしまった女、男を犯人とにらんで追い詰める警部の息詰まるサスペンス映画。
アキ・カウリスマキの長編映画第1作目。
静かに淡々と進むストーリー、抑制の効いた演出、カウリスマキらしい音楽選び、と、(原作が原作なだけに)カウリスマキらしいユーモアは無く荒削りな作品ながら、カウリスマキ独特の作家性は一作目からしっかり確立している一作。