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罪と罰のadeamのレビュー・感想・評価

罪と罰(1983年製作の映画)
2.5
ドストエフスキーの名作文学を原作にしたカウリスマキの長編初監督作です。
初監督作の題材としてはヘビーなチョイスですが、台詞が少なく感情表現が少ない独特の演出スタイルはすでに確立されており、それが原作にはない程よい行間を生み出しています。
ただ、この深遠なテーマを軽妙にさらりと描けるほどにはまだ熟練しておらず、暗く深刻になりすぎてしまっています。
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