貴婦人修行

罪と罰の貴婦人修行のレビュー・感想・評価

罪と罰(1983年製作の映画)
2.0
原作から複数の登場人物を1人に集約するなど、苦心ぶりが窺える監督処女作。
青みがかった色調には見惚れるものの、原作を削りに削った分間延びした場面は少なくない、それを補う人物・物の面白い動作は少ない、オーバーな会話劇が冷徹な画面と合わない…と。カウリスマキが覚醒するのは『パラダイスの夕暮れ』からかな。