原題『Rikos ja rangaistus』 (1983)
監督 : アキ・カウリスマキ
脚本 : アキ・カウリスマキ、パウリ・ペンティ
撮影 : ティモ・サルミネン
編集 : ヴェイッコ・アー…
アキ・カウリスマキの処女作。
本作にも、最新作にも、作品に一貫性があり、アキ・カウリスマキの主義が滲み出ていた。
"汝は塵にすぎん、塵に帰るのだ"
この台詞はニクい。ただ、これほど相応しい台詞…
終盤にかけてひたすらにかっこいい。
このハードボイルドさ具合はカウリスマキにしか出せないなと思いつつ。
犯罪は揺るがず存在しつつも、人間世界の不幸も対照的にあり。
登場人物がそれぞれ実直なのが良かっ…
「殺したかった道理」
罪と罰を題材に描いた作品
最後の切り返しとシーンと、女性を見て振り返るシーンは印象的であった。
◆内面的な苦しみはあまり描かれることな淡々と進んでいった。主人から漂う悲壮…
久々に自分好みの良い映画に当たった気がする。長編処女作。題材はドスト氏の名著、"罪と罰"。コマ割りのテンポが良く後のカウリスマキ的なオフビート感はほぼ無いが、寡黙さとセリフの間、カット間のフェードア…
>>続きを読む人間が路面電車に轢かれる映像が見れるのはカウリスマキだけ!という感じがするが映画表現の広い世界をもっと見ていけば全然そんなことはないんだとは思うがそのくらいこの展開がよくあるイメージ。なんせデビュー…
>>続きを読む小学生の頃、(表紙がかっこいいからって選んだ)角川文庫の上下巻を読み終えるのに半年だか一年だかかかってしまってそれでも意地で毎日1pとかは読んでたから表紙はボロッボロになり今ではあの頃の匂いを微かに…
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