yayou

きみの瞳(め)が問いかけているのyayouのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

流浪の月を見たことで、思い返してしまう塁と明香里。配給もGAGAだ。舞台挨拶時に相手役の女優さんからは、もっと好きになるから気をつけてね!と言われ、片や、嫌いになりそうだったという感想に、僕ではないから嫌いにならないでと返す。
塁と亮を演じた本人は、真っ直ぐに愛する、と同じことを言っていたが、愛し方はこんなにも違うのか。
母親に捨てられた過去がどちらにもある。塁は達観して諦めるように生きていたけど、明香里と陽の当たる場所で生きようとする。亮はエリートのいい人風だけど、母親みたいに自分を捨てない、逃げる場所がない人(親戚の女曰く)を側におく。
DV男から明香里守るため、次は殺すと狂気の目を向ける奴。自ら暴力を振う狂気のDV男。(どちらもヤバいですけど!)
相手の幸せを願い自ら姿を消す人と、相手の幸せと思いこんで固執し相手も自分も傷つける人。

何度も見るなら、やっぱりあったかい気持ちになれる方がいい。
36のほうね。と言われてなんとも言えない戸惑う顔や、明香里を思ってリフォームする幸せそうな顔が見たい。
ラストの、おかえり。ただいま。を聞きたい。
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