非常に意義深いドキュメンタリー
おそらく人間なら誰しもが内包しているであろう暗い部分みたいなものはやはり確実に存在していて、それが環境によって増幅してしまうことも推して知るべしなのかなと
加害者側の頭の中が全然理解できないなんてこともなく、そしていつ自分が被害者側になるかわからなかったりもするので、終始他人事とは思えず鑑賞中はかなり苦しかったです
万に一つ自分が親になったらある意味で加害者になるみたいな可能性も割と容易に想像できてしまって、あらためてやっぱり子どもは欲しくないなとか思ってしまったり
ひとつ苦言を呈するというか要望をあげるとすれば、家庭環境に問題があった以外のケースにもスポットを当ててほしかったかも
そうするとまとまりがなくなってしまう気もするので仕方がないのかなとも思いますが
とにもかくにも、自分自身とばかり対話しているだけの人生を続けていくとそのうち行き詰まるのは目に見えているので、思考や感情は丁寧に言語化して外に出していくべきだと実感できましたし、そういった対話をできる数少ない友人は大切にしていきたいなと思えました
