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プリズン・サークルのsのネタバレレビュー・内容・結末

プリズン・サークル(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

海外の刑務所の話を聞く度に日本の刑務所の体制的な古さと人権の扱いの危うさを感じていたので、ここはかなり進んだ場所に思えた。建築年数が新しいのも大きいと思いますが、初犯の囚人の専門施設だからこそ、心に向き合うことをかなり大事にしているように感じました(逆に初犯じゃないとここまで人間らしい扱いをされていないのかと思うと、やっぱりまだまだ遅れているのかなとも思う)

各々の幼少の痛々しい記憶が心に刺さる とても悲しくなった 誰かと幼少期に物理的に触れ合うことは想像以上に大切で、誰かと話すことは大人になってからも死ぬほど大切 決まった関係性のない他人の方がいいのかもしれない

それでも自分のこととかこれまでのこととか、ここまでよく客観視して語れるなと思う 向き合うの大変だよ。正直に言うことも超難しい すごいことだと思う

生まれた環境が平等じゃない時点で、唯一の社会との接点である学校で誰か1人でも自分を引き上げてくれるような人に出会ってたら彼等は何か変わってたんだろうか どうすれば心を救えるのか

その他感想
・無人機でのご飯の出し方がかなりエサっぽい ちょっと怖い
・アイス食っててもハッピー感が皆無なの、刑務所だなと思う
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