中村倫也さんとエンドロールが最高な作品。
原作は小説なんでしょうか。未読です。よって結構楽しめました。作品として特徴的だったのはキャストが少ないという事。中村さんが曜日ごとに異なる７人の男性を演じるのでまぁ当然ですよね笑
ある事がきっかけで曜日ごとに人物が変わってしまう主人公の「僕」。当然各曜日の僕は顔を会わせて対話が出来ないので、伝えたい事は付箋紙に書いて各曜日に伝えます。
今作、それぞれ全く違う７人の人物が登場しますが、物語は火曜の僕、通称「火曜日」に視点を置き進んでいきます。火曜日は７人の中で最も几帳面で真面目。故一番つまらない存在です。火曜日みたいな性格だったらこの曜日ごとに切り替わる生活は辛いだろうなと、私が火曜日ならば既にギブしていると思いました。兎に角火曜日真面目すぎ笑
１６年間もこの生活を続けているので、７分の１しか生きていない感じになるのは致し方ないながらも、各曜日の僕は何か楽しんでいる様にも思えたのですが、そんな折水曜日の僕が何故かいなくなってしまう。じゃぁ水曜日に居る僕はいったいどの曜日の僕？そして何時も同じ曜日しか存在しない僕が、違う曜日に存在したらどうなってしまうのでしょう。
何かいつもと違う。そして徐々に異変を感じながら７人の僕に起こった事とは・・・。
中村さん、素晴らしい演技でした。下積み長かった俳優さんなのでその積み重ねがあるからこそ今この演技があるのだと思いました。だからちょっと残念なのは、火曜日中心ではなくもっと各曜日の僕を演じる中村さんもみてみたかったです。
コロナの影響で休館続きだったことから冒頭中村さんからの特別メッセージがあった事と、エンドロールがとっても素敵だったので＋0.3です。
因みにエンドロールがあまりにも素敵でうるっときました。
