稲川淳二の怖い話は良く聴いているのだが、全然知らなかった話だったのである程度興味を持って観たのだが、全く面白くもなく怖くもなかった。
また、良くある定番の病院の怖い話なので、恐らく2日後には内容を忘れそうな話である。
幽霊達が何をしたいのかが全く分からないし、主人公の行動原理や思考が全然理解出来ない。
真夜中、ナースコールが鳴ったので主人公が見に行くが何もない
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帰ろうとしたらボロボロの服を着た少年が部屋から出て行くのを目撃
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追いかけるもいないので、エレベーターで1階へ
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何故かエレベーターが8階に上っていく
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8階に着き、何故か巡回する。
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適当に部屋を開けるとそこには、殺人現場を彷彿とさせる鮮血に染まった部屋と血まみれの死体が・・・。しかも8体。
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悲鳴を上げ部屋から飛び出し逃亡する。
何でエレベーターの誤作動で8階に着いたら、1階ボタンを押して戻らないのかは謎だが、それ以外はよくホラー映画で良くある展開だ。
問題はその後の主人公の思考なのだが、何故か殺人現場を忘れ、あの少年は何処に行ったんだろうと考えている。
いやいやいや、そっちかよ!
普通、見た事のない少年より、院内で殺害された8体の死体を考えるだろ!!
院内で前代未聞の殺人事件が起きてんだぞ!!
少年の事を考えてる暇があるんだったら警察とナース長に連絡しろ!!
あと主人公が逃亡する時のBGMやSE、カメラワークが幼少期に観た「銀狼怪奇ファイル」にそっくりだ。
そういや、冒頭で稲川淳二も実に不思議な事を言っていた。
稲川淳二「皆さんは病気や怪我、またはお見舞いなんかで一度くらいは病院に行かれた事がおありでしょう。そんな時病院で、何か冷たくヒヤッとしたものを感じた事はありませんか?病院特有の薬品の匂い、医者や看護師の吐く息が原因でしょうか?」
いやいや、何で医者や看護師が息を吐いただけでヒヤッとなるんだよ!!
もしそうだとしたら、申し訳ないが医者や看護婦の方には外出を控えてもらいたい。