さぁ

雨月物語のさぁのレビュー・感想・評価

雨月物語(1953年製作の映画)
4.6
これが世の中というものだとしたら、人は悲しいものですなぁ。間違いをおかせばもう、取り返しはつかないものなのだ。前に進めても、きっともう元には戻れない。
京マチ子は「綺麗…か?」と思いきや「綺麗だ!」となったり、眉毛のせいかな?しかし怖いお姫様だった。牡丹灯籠を思い出した。大体お付きの人がまた恐ろしいわけ。現代の技術あるホラーを結構見たのに、この古典的な幽霊の怖さを感じてこんな恐ろしい気持ちになるなんて、面白すぎる。
溝口健二はまだ2つしか見れてないけど、ほんとに綺麗な映像を撮る人なんだと思った。日本映画はここに帰って、派手な海外向けもいいけど、日本映画にしかないこの哀愁や美しさを見せてほしいな、と偉そうにも思うなぁ。
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