このレビューはネタバレを含みます
"この世ならざるもの"の描き方が非常に技巧的。カッと照らす光と影のコントラスト+俳優のおどろおどろしく憎悪溢れる演技に、裸にされた弱々しい姿の主人公で恐怖が増大。
湖畔での妙に明るい光に包まれたシー…
お姫様に取り入られるシーン、白黒映像も相まって変な夢を見てるみたいだった。
繋ぎが幻想的。露天風呂から飛び出たお湯が段々と石庭の模様になって場面が変わるのも良かったし、奥で家事をしてる妻が画面手前…
花腐しの監督荒井晴彦さんは現代の雨月物語をやりたいのだと言ったらしいが確かに共通したモチーフがあるかな。どちらも怪談なのだけどこちらは一種の反戦映画とも観れる、森雅之と小沢栄太郎の兄弟は権力欲や物欲…
>>続きを読む赤線地帯の演技してます感がすごく苦手だったけど歴史物というフォーマットのおかげなのか気にせずに観れた(実はここ最近、演技感が苦手で途中で見るのを放棄してしまった同時代の日本映画がたくさんあります)。…
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