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ブロードウェイと銃弾のmat9215のレビュー・感想・評価

ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)
4.0
これはアレン作の中では好み。Show must go onのバックステージもの。意識高い系の劇作家が現実に揉まれた末に、本当の才能とその暴走ぶりを目の当たりにして劇作から身を退く。ギャングが凄みを見せ、劇作才能が開花したチンピラが暴走する。ノワールな撮影はカルロ・ディ・パルマ。アレンは優秀なシネマトグラファーを起用することが多い。シネマトグラファーの才能に煽られていい演出を見せるのだろうか。本作でも暗い室内で奥行きを活かした長回しなど、ストーリー展開に即した印象的な描写があった。
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