Ayu

私たちの居場所のAyuのレビュー・感想・評価

私たちの居場所(2019年製作の映画)
2.0
TIFF4日目の3本目は2018年の自己ベストTOP10入りした『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』からじわじわ注目しているタイ映画、しかもどうやら青春映画っぽい!と若干期待して鑑賞。

終盤近くまで最近のタイ映画の勢いを感じさせるめちゃくちゃ良い感じの青春映画だった。自然光の当たり具合とかとても綺麗だったし、バンコク近くのチャンタブリー州という少し田舎の町の大学受験を取り巻く人間模様だとか進学先などが『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』とは違うベクトルで見れたのも面白かった。ところが劇中のとある転換から最後の30分くらい監督変わった?と考えてしまうくらいテイストが別の作品になってしまって、混乱してるうちに終了。132分はちょっと長く感じたのであの海のシーンで終わらせても良かったと思う。

ベル役の子(BNK48のプレーワー・スタムポン、通称ミュージックというらしい)の強さを感じさせる瞳と表情がクルクル変わる様がとても良かったので最後の尻すぼみ感がますます惜しい。
Ayu

Ayu