六郎

ひとつの太陽の六郎のネタバレレビュー・内容・結末

ひとつの太陽(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

アーハオの優しさ。太陽の解釈。。刺さらないはずがなく、、、。あんまり映画観たことないからかもだけど、自殺がそこまでセンセーショナルには描かれていなかったというか、、結末でも、それに深く関わるものでもなく、ただ色んな人の感情に、ちょっとずつ、確かな影響を及ぼすこととして描かれている感じがして、それがすごくよかったな、と思う。てかアーハオが歩いてた塾しか入ってない建物だらけの道、絶対通った気がする、、東アジア受験狂想曲。。。
小玉と周りの大人の女の人たちの関係性が好きだった。道のモチーフと、母息子関係を象徴する想い出、不変と無常が交差する感じの終わり方が好きだった。犯罪とか貧困とか、社会的な要因によって絡め取られてしまいそうになるアーフーがもがいて、抵抗してる姿を150分ぐらいみてるから、最後には想い出になってた幸せな親子関係を主体的に再現できて。。よかったね、、😭でしかなかった
塾の授業と少年院の授業。優秀な兄と、常に比較されて蔑ろにされてきた弟という構図に社会性が組み込まれててたまんなかった。別にどっちもゆうて不幸っていう....描き方もすごいし。「家族」は個人的な経験の中で語られることが多いけど、この映画はそういう共感性の高さ+批判的である視点が共存していて、台湾NEW WAVEや、、って勝手に思った。
でも、、Typical masculinity : それまでずっと規範のサーヴァント+子供に無関心・無責任を貫いてたのに、いきなり愛の表出が人殺しになる父親。と、少しだけ感じた
六郎

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