とーい

ひとつの太陽のとーいのレビュー・感想・評価

ひとつの太陽(2019年製作の映画)
5.0
太陽は公平に光を注ぐ。この映画では親は子供にとっては太陽の様な存在なのだと感じる。ただ、太陽には光と影があり、兄は光で、影は弟。親特に父は兄にばかり光を当て過保護で、弟は除け者であり見向きもしなかった。は親の光(期待)を浴びるばかりに、期待から逃れている弟の様な影を見つけることができず命を絶った。しかし、弟は親の光を浴び自分を見て欲しかった。このジレンマが見ていてすごくもどかしかった。人によってハッピーエンドにもバッドエンドにも捉えることのできる作品で終わりが素晴らしく良かった。

タイトルの「ひとつの太陽」が、sun(太陽)とson(息子)で英語の発音が似た様な音になりタイトルに意味を二つ持たせてるのもこれまたいい。
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