このレビューはネタバレを含みます
ラトビアのギンツ・ジルバロディスが1人で作ったアニメーション。ICOやゼルダのようなゲームを見ている感覚。美しくて、センスオブワンダーなシーンがいくつもあった。一方で許容しがたいディテールの部分もあり、そのバランスはプラスにはならなかった、ぼくは。
重さと温度が映像から感じられなかった。
雪山をバイクで越えるのは無理なのよ。ガソリンどうしてたかも気になっちゃう。岩場を走る感触もないし。動物の質感も馴染めず。
視覚と魂の表現に特化していたな。それがファンタジー感を出すために意図してなくしたものなのかもしれないが、生と死を描くなら、やはり必要だった気がする。