韓国の市井に生きる人々を、17歳の高校生オクジュ(チェ・ジョンウン)の目を通して描く。
それらの人々は、パッとしない人ばかりだが、生きていくためには投げやりになるわけにもいかない。どこか懸命なところもあり、共感する部分もある。
平凡な家族の物語であるが、ずっと見続けたいと思わせる魅力が詰まっている。
オクジュが、自分がプレゼントした偽ブランドの靴をボーイフレンドから奪って、自転車で走り去るシーンの長回しは傑作だった。
二人の女性が号泣するシーンが印象的であるが、そこが韓国らしさか。
高校生のオクジュと小学生のドンジュ(パク・スンジョン)を中心に話が展開したが、次は彼らが大学生と中学生になったときの話を同じキャストで見てみたい。