【詳述は、『一寸先は闇』欄で】そのイメージ希薄の明け方の暗さの一貫･果てなくまた行き戻る長回しと移動の軌跡･ささやか秘めた内的イメージは、『象は静かに~』を上回る程だが、逆に気負いなく、遊び延長の幼いをまるで恥じず、自由のあらゆる方向の存在性を証明している、いまのポルトガル映画の面白さ･ユニーク限りなさ。

「ポルトガルの新しい才能アンドレ・ジル・マタ監督作品、待望の日本初公開
ユーゴスラビア内戦下のとある村、真夜中に砲声が響いている。水を汲みに行くために家を出た老人は犬を連れて夜の河を下り、出会った少年に秘密を打ち明ける。ハンガリーの鬼才タル・ベーラのもとで映画制作を学んだアンドレ・ジル・マタが師匠ゆずりの長回しで2つの戦争の記憶を描く。映画を見る体験がそのまま登場人物2人の記憶に同化していくかのような驚異的な作品。2018年ベルリン国際映画祭フォーラム部門上映作品。」イメージフォーラム・フェスティバル2019公式サイトより。

この作品はスパイラルホールで見た。
夜のシーンが多くて映像がすごく見え難かったので、
イメージフォーラムの人にシアターイメージフォーラムでの上映ではもっと見えたのでしょうか？
と、聞いたら、
上映機械がスパイラルの方が新しくて、
イメフォの方が暗かったとのことでした。
音が繊細でクリアだったから、
音で見る映画だったのかも。

• #イメージフォーラム・フェスティバル2019

上映トラブルで30分押していたせいかめちゃくちゃ寝た。
駄目な大人なので人のせいにしますが、それくらいには静謐な映画。映像は綺麗だった。おわり