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ナイト・ゴッドのmaiのレビュー・感想・評価

ナイト・ゴッド(2018年製作の映画)
3.2
難しすぎます…。

神に関して寓話的なメタファーをこれでもかと詰め込んでいて、観客側よりも作り手側の方が楽しんで作ってる印象でした…悪くはないけれど、幻想的な世界観だなくらいの感想しか持てなくって、自分の読解力がただただ残念でした。

暗闇の中での撮影ということで、不自然でない程度の明るさを作り出している上に、それが仄かに赤かったりオレンジだったりするので、幻想的な世界観に拍車がかかってました。
ただ、残念なのはカメラワークと演技・展開の単調さです。
カメラワークは定点でズーム・アウトを繰り返すくらいで、演技・展開もかなり淡白です。台詞がなければ、その場にいる人たちは行動の反芻か静止。あえての演出だとはわかりつつ…あまりに無感情ではないかと思ってしまいました。

映画において、演出やカメラワークがいかに物を言うか分からせてくれた映画でした。
どれほど崇高な思考であろうと…という感じでした。
わたしには難解でした…途中幾度か意識を飛ばしてしまいました。
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