2015年のギリシア通貨危機とともに出てきたヤニス・ヴァルハキスのヨーロッパから受けた嫌がらせを描いた映画
って言えばいいんじゃないかしら。
それにしても
Portugal
Italie
Grec
Spain
でPigs豚とかヨーロッパ議会の意地悪っぷりたらありゃしない。
ドイツの偏屈ぶり、フランスの調子の良さっぷり、イギリスの距離感、良く出てますわー。
それにしてもメルケルは神、鶴の一声、宰相というだけあるわ。マクロンさんはやはり子供。
それにしても最後のシーンはなかなか良かった。流される感。ああやって出すのか。。と。
唯一ヴァルハキスの話を聞いてやろうと試みたのはスカーフの女王クリスティアンラガルド。というのも彼女のお人柄が出てて良かった。冷静に中立を保ちたいのだが彼女だってエスタブリッシュメント。
終わってからヴァルハキスのwikiで見たんだけどすんごいインテリなのね。英語も流暢だしびっくり。こんな賢くって理論的で国を思ってる政治家。。日本にも一人ぐらいほしい。。
ただこの映画を見たあと、ヨーロッパEUって全然多様性もないし、国際組織と名のつくところはすべてそうなのかもしれない。EUってところはまだまだ第一次世界大戦のエリート主義の頭。それこそ官僚的。
ただこの規格がないと彼らも次の規則や基準をつくれないんだろうとおもった。これだけ違った人種をあつめるためになにが大事なのか?すべての要求を応じられない現実にどう対応していくか。
考えさせられたわ。
EUに関心のある方向け。