「風船」って、風船じゃなかったんですね。
あぁこれはきついな。
産むのは女性なのに。
育てるのも女性なのに。
「産め」とか「産むな」とか。
性について、出産について、女性の主体性はないのか…
女性も雌羊も似たようなもの、ってことか。
輪廻転生?
いや知らんがな。じゃあ代わりに産んでくれ。お金はどうする。
いや、でもこれもひとつの価値観でしかなくて。
あの人にもこの人にも、それぞれ大切に思うものがある。
家族でさえ、これだけ宗教観や価値観が食い違う。
むずかしいな。
宗教の頑なさって、やっぱり残酷で危険。
もちろんいい面もあるのはわかるけど。
人間は間違うから、柔軟に見直して改善していくことは、必要なんじゃないかと。
検閲に配慮して、表現はやや曖昧なところがあるものの…
タイトルから想像していた抽象的で詩的なアート系作品ではなく、意外にも社会派。
チベットの大草原に暮らす一家を通して、変わりゆくチベットを描いた映画。