このレビューはネタバレを含みます
文明から隔絶されたチベット高原で羊飼いを営む家族。白い風船で遊ぶ無邪気な子供たち。すると、突然父親が声を荒げ子供を追いかけて風船を割る。
子供のおもちゃを何で割るのか?と祖父。しかし、それは避妊具だった。
こんなところにも、ひとりっ子政策の波が押し寄せていた。
思わぬ妊娠に悩み、堕胎しようとする妻を『祖父の生まれ変わりかも知れないから産んでくれ❗』と、頼む夫。
子供の他愛ないいたずらが生んだ悲劇と波紋。
父親が買ってきた赤い風船が一個は割れ、もうひとつは子供の手を離れて空に漂う。
これからの行く先の波乱を予感させるように…