夜行列車に乗ったカリート

ジェントルメンの夜行列車に乗ったカリートのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
3.6
ガイリッチー作
麻薬ビジネスの利権を巡って玄人達が右往左往するクライム映画

序盤は主人公ミッキーの右腕であるレイモンドと、探偵フレッチャーの問答で物語が展開されます。
ミッキーの麻薬インフラを売りに出す所から物語がはじまり、それに対して、クセのある登場人物達がそれぞれ立ち回る形で話が進みます。

物語の進行が上手いですね。
一見関係のない複数の登場人物たちを、うまく繋げて一本の線にするやり方。
この監督ならではだと思います。

しかも脚本も監督が書いてますからね。
ガイリッチーは好きな監督です。

各勢力の優劣がバタバタと入れ替わるので、最後まで誰が勝つのか楽しく見れます。

まぁ教訓とかそういうのはあまりないんですけど、クライムエンタメ作品としては良くできている作品だと思います。