熊犬

ジェントルメンの熊犬のレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
4.0
【曲者入り乱れるスタイリッシュ群像劇】

原題:The Gentlemen
イギリスの大麻ビジネスで大成功を収めたミッキー。彼が引退を画策し、大量の利権を産むビジネスを売却するべく動き始めた事に端を発する、ギャングやマフィア、新聞記者までを巻き込んだ群像劇。
…な映画。

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そうそう、これよこれ!ガイ・リッチーといえばこれなんよ!個人的にはスナッチ、ロックストックに並ぶ名作。最高すぎる!アラジンの時はガイリッチーどうしたんよ…とは思ったもんよ。(嫌いじゃないけど、ガイ・リッチーじゃないだろ…と)諦めずに観て良かった!これからもこういうのバンバン作って!

ひっくり返るストーリーとか、色んな話がごちゃごちゃごちゃーっとして、一本に収束していく感じとか。色々大好きなポイントはあるけど、今回特に良かったのは曲者揃いな登場人物達の脅しというか…脅し文句に込められた凄みがプレッシャー強くて、観てるこっちが唾飲む。どいつも脅しにキャラが立ってるし。最高。

このプレッシャーと、映画語りの独特のテンポがスタイリッシュで小気味良くて、本当に上手い。まさにガイ・リッチーのリズム!

あとやっぱり役者陣が最高ですね。マシュー・マコノヒー、ヒュー・グラント、コリン・ファレル、チャーリー・ハナム。この辺の曲者を演じられる力ある俳優陣に加えて、ドライ・アイことヘンリー・ゴールディングも良かった。特にコリン・ファレルは素晴らしかった。いい役者だ、やっぱり。

やっぱりギャングの群像劇はガイリッチーだね!

■本日のビール『Starwatcher CBD』
醸造所:West Coast Brewing(日本 / 静岡)
CBDことカンナビジオールは、大麻に含まれる健康成分。こちらを大量に入れたスターウォッチャーは、苦味の効いたWest Coast IPAの日本最高峰!
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