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ジェントルメンのTOPGUNのレビュー・感想・評価

ジェントルメン(2019年製作の映画)
4.8
色んな登場人物が出てきて少し苦労するのと、記者の視点から物語が進む意味があるのかと懐疑的に観ていましたが、それを全て払拭する登場人物たちのまとまり方や第三者から観ることの意味が出てくる右肩上がりっぱなしの素晴らしい脚本でした。
最後の若手ボクサー達がマイケルたちを助けたところの真意が気になりました。ボクサー達がコーチに電話をする際はコーチが状況を理解していない→ボクサー達がコーチを思って単独でマイケルを殺そうとしているのか。けれど、車が襲われる前にマイケルはロシア人に銃を向けられているのに、にやりと笑っている→ボクサー達の襲撃を知っている?
ある方が、マイケルは既にボクサー達を息のかかった存在にしていたという考察が面白いなと感じました。この映画では全てマイケルがジャングルの王として勝利する結末になっています。そのため、マイケルはボクサー達がコーチを思ってマイケルを殺そうとしたおこぼれで助かったのではなく、上記した顛末で自らが救われるように裏回ししていたのではないかと思いました。ボクサー達は前の襲撃で怒られたことがあるので一応車襲撃の前に一報を入れたのかと。
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