なんとなく観に行った映画でしたが、私の胸に完全に刺さった作品で、DVDまで買って何度も何度も見返してしまっているくらい大好きな映画です。
本作品の監督はまだとてもお若く且つ本作品がデビュー作であるの…
和歌山ミニシアター企画で上映された映画。
めちゃめちゃ自分が好きな映画に出逢えて感激した。
映画パンフレットに監督のインタビューがあり、若いのに物事を諦観していてそれは映画にも現れており今後の作品に…
■生生流転の人生絵巻
作中何度も映される杭州の風景は、構図も完全に山水図と同じことにまず驚く。当時の(そして未来の)人たちがずっと見てきたこの同じ風景を共有することで、雄大な時間のスケールを自分の中…
監督デビュー作にして随分老成した作風なのかと思いきや、ところどころに中国の生活や考え方の移り変わりを俯瞰してる世代ならではの視点がある。そもそも「伝統的な山水画を映画に変換する」というアイデア自体が…
>>続きを読むロングショットや長回しそして何気ない会話からこの街で生活している人々の空気感が見事にフイルムに映し出されていた。
派手な演出はないが、緩やかな川の流れの様に進むストーリーはとても心地く、鑑賞後数日経…
船に乗って川の流れに
任せてるような
横に流れていく景色。
高い場所から俯瞰してみる
そそり立つ岩。
優しく着色された
どこまでもつづく山水画を
ずっと目で追ってる感覚。
でも、目を移せば
川の向…
2時間半という長さに怯んだけど観てよかったな。中国のSF「三体」でニ世紀先の未来では“家庭”という概念はなくなり、住居は最も価値のない資産となり、変わらず残っているのは爆竹だけっていう描写が良すぎて…
>>続きを読むだだっ広い富春江の流されていくようなロングショットがよかった
長すぎやしないかとも思うけど、シューゲイズバンドのライブの曲間でやるあのひたすら音を鳴らす時間のようなものだと思った。ふようではあるけど…