春江水暖~しゅんこうすいだんのbowzZのネタバレレビュー・内容・結末

杭州市富陽区の富春江沿いの街の、まあさほど珍しくもない四兄弟の各家族と、そのゴッドマザーを巡る日常を切り取ったような映画。
珍しくもない一族だけに大事件が起きるでもなく、そりゃ庶民の日々の暮らしの中でなら、十分一大事なことが起きるんだが、映画としての面白みには欠ける。
しかも四兄弟は皆中高年オヤジである。中国で四兄弟なら、一人っ子政策の施行以前なんだから、最低でも末っ子が1979年以前の生まれ。末っ子でも44、45歳以上にはなっている。
そういう庶民の暮らしをドキュメンタリーでもないのに長々観せることに、どんな意味があるのかね？つまりこの一族を観せられている、その必然が分からないんだよね。
しかも長尺のこの作品はまだ“一の巻”が終わったところで、続編がさらに続いていくようだ。ちょっとそこまでは付き合いきれんかもしれん。。
劇中、のち結婚するカップルの男の方が富春江を数百ｍ泳いで、その後も川岸を会話して歩くシーンはワンカット長回し。それが一番印象的だった。