紀行番組のようで、コロナに旅行を封じられた身にはもってこいだった。
超ロングショットで長い長い絵巻のように展開される画面がすごくいい。
巻物がゆっくりとほどかれることで、物語を伴って絵が広がっていく…
富春江に代表される横の時間軸と高層ビルの縦の時間軸とが並置される中で、それでもなおカメラは(そして作中人物も)水平に流れる世界に固執していきますが、結局は縦の流れに回収されてしまいます。階段を降りる…
>>続きを読む富春江という大きな河がある町のある家族のある1年間の物語。
家族や親戚やらが集まって、中華料理店でおばあちゃんの長寿を祝うシーンから映画は始まる。
長男はその中華料理店を営み、次男は漁師として生活…
家族3代のそれぞれのストーリー。
当たり前だが家族それぞれにそれぞれの物語がある。一場面一場面を非常に丁寧に丁寧に撮影されていて素晴らしい絵画を見ているようだった。
この美しい景観にゆったりとした…
ひさしぶりに映画館で観たら
これがまた書き残したくなる作品だった。
「春江水暖」(監督グー・シャオガン 2019年/中国/150分)@Bunnkamuraル・シネマ2
印象に強く残るのは
横長パ…
家族をめぐる春夏秋冬。
杭州の富春江の自然風景がひたすら美しく、変わりゆく街の風景がひたすらノスタルジック。
長回しワンカットや引きの絵は、山水画の巻き物を鑑賞しているような錯覚を覚えるほど。
…
『春江水暖』鑑賞。祖母の誕生日から葬式に至るまでを描いた絵巻物のような映画。絵巻物とは決して誇張ではなく実際に絵巻物を想起させるかのような横スクロールのロングショットが衝撃的。左から右に流れていく際…
>>続きを読む祖母を筆頭にした顧一家を、開発の進む富春とそこに流れる富春河を背景に描いたお話。150分は長過ぎる内容…。
富春河の美しさが味わえると思いきや、肝心の画が全く美しいと思えず。絵葉書的な構図と色遣い…