ほぼ『いちご白書』と同じ系譜の上なのに
こっちは ずいぶんとカルト的な作品
“Getting Straight“のままの方が ズバッと言い得てる気もするんだけどね…
学生である特権の中で 共有した自由や理想と
社会の歯車となる為の 規律や理性
そんな保守と変革が激しくぶつかり合う 当時の空気と
そこに生まれる葛藤と興奮を 見事に演じているエリオット・グールドが
観る者を あの時あの場所へと なんら抵抗なく引き込んしまうような そんな時代を象徴する一本
次から次へと 論理を捲り上げては 毎度苦悩と後悔をする このしょーもない男が愛しくてたまらない
終盤の面接試験での フィッツジェラルド談義の白熱には 思わず自分も割って入りたくなってしまったもん