しば

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のしばのレビュー・感想・評価

4.8
今や社会現象になっている鬼滅の刃。
とりあえず流行を抑えておこうと私もアニメは全部見ており、面白いとは思いましたが当初はそこまでハマりませんでした。ファンの友人と一緒に観に行きました。なので完全に初見です。

本作はそのアニメの続きから、
次々と行方不明者を出している無限列車を舞台に物語がはじまります。
主人公の炭治郎たちは鬼殺隊の最強剣士、炎柱の煉獄杏寿郎とともに無限列車に現れた鬼を倒すまでのストーリーを映画にまとめたものです。

ごめんなさい、正直映画を観る前は「流行ってるだけで持ち上げすぎでしょ」と冷めた目で見ていました。

蓋を開けてみると、煉獄さんというキャラにめちゃくちゃ泣かされました。

最初は煉獄さんのことを派手な髪で目がかっぴらていてテンション高すぎて変なヤツだな、と思っていました。

しかし、煉獄さんの戦闘シーン、心の熱さやバックボーンを見せられ、思い入れのなかった煉獄さんにたった数時間で魅力に取り込まれてしまいました。

彼のセリフ一つ一つや回想シーン、炭治郎の鬼に対して放った怒りの言葉やBGM含め、演出の力がうますぎて自然と涙が出てしまいました。
まわりからもすすり泣きが聞こえていました。

煉獄さんがいいキャラすぎて、呆気なく退場してしまったのがとてももったいないです。あんな強烈なキャラなんですからもっと掘り下げてほしいくらい惜しい人物です。でもその儚さが尊いのかもしれませんね。

完結型の映画ではないのにこれほどまでに大ヒットしている理由がわかった気がします。
しば

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