ユージーン

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のユージーンのレビュー・感想・評価

3.4
鬼滅は、テレビシリーズをすべて観ていますが、自分は大してハマりませんでした。続編となる今作も、あまりに人気になりすぎて劇場へ足を運ぶ気になれず、まあそのうち観よう、くらいに思っていたので、今回、テレビ放映されるということで鑑賞しました。

原作は未読なので、アニメがどこまで原作を忠実に映像化しているのか知りませんが、とにかく、「鬼滅の刃」という作品に対して、テレビシリーズからずっと思っていることは、映像の迫力はあるものの、キャラの掘り下げや台詞回し、ストーリーの流れの悪さなどは、まだまだ改善が必要だな、ということです。

今作もそうですが、かなりゴリ押しな展開や設定が盛り沢山で、子どもは違和感なく観られるでしょうが、大人には厳しいものがあると思います。鬼の臭いは何から発せられているのか、とかです。

人気絶頂期に原作が完結したのも、その辺りに、作者自身が納得できていないからなのではないか、と、勝手ながら邪推してしまうくらい、自分には粗の目立つ作品に思えてなりません。