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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編のgolgomanのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

蟲柱 胡蝶しのぶのもとで療養を終えた、炭次郎、善逸、伊之助は、禰豆子を連れて新たなる任務のため蝶屋敷をあとにする。
向かう先は『無限列車』。そこでは短期間に40人以上の人が行方不明になっているという。鬼殺隊〝炎柱〟煉獄杏寿郎と合流し、無限列車に巣食う鬼の討伐に挑む。
というお話。

公開初日、翌日土曜の午前だけで興収18億突破だと。。。千と千尋とか天気の子とかガーンと抜いてダントツとの事。化け物ですね。

ワンピース、ナルト、ハンター、ヒロアカなどなど、ジャンプは魅力的な漫画がたくさん。
その中でなんで鬼滅がここまでの人気になったのか。まずはアニメの功績がかなりデカいでしょうな。アニメ放映してからの爆発的っぷりは尋常じゃなかったもの。
普段そんなにアニメ観ないし、『原作ちゃんと読んでんのか!』ってなるかなーと思ってたけど、勧められて観てみたら凄かった。ufortableさん凄いよ。

内容は、基本的には『勧善懲悪』というジャンプの王道なんだけど、鬼滅に関しては連載時から他とは違うなんとなくの違和感を感じてた。別に売れる予感とかそういうのじゃなく。
絵は言わずもがな上手。なんだけど、線が細いなーというか。ペンの種類とかそういう事じゃなく、繊細というか、なんとなく他の漫画とは違う印象があった。
それとハッキリ覚えてる違和感は炭次郎の『俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった』の台詞。
鼓の鬼、響凱と闘った時の台詞なんだけど、なんだろうこの変わった台詞はと。
なんて表現したらいいか分からないんだけど、こんな変わった台詞で己を鼓舞する主人公は今まで読んできた漫画の主人公には居なかったなーって思ったのを覚えてる。

あと炭次郎の優しさ。これも他とは少し違う種類のような気がする。どの主人公も優しさとか強さは備えてるんだけど、それらは逞しさとか信頼感みたいな、男!っていう感じなんだけど、炭次郎には加えて『温もり』のようなものも感じられる。
これってきっと作者が女性だからこその色が出てるんじゃないかなーって、吾峠呼世晴先生が女性だってのが判明してから、なんだか腑に落ちた。

ぶっちゃけた話連載スタートしてからしばらくはあんまり好みの漫画じゃなかった。『あれ?実は面白いかもしれん。』となったのは、まさに今回の映画館で描かれてる無限列車あたりから。


映画の感想というよりは、鬼滅の刃全体の話になってしまったけど、映画ももちろん面白かった。いつものアニメからして作画・演出などなど、すべてにおいてハイクオリティだけど、今回の映画に関してもさらにハイクオリティ。
煉獄vs猗窩座のシーンなんてそりゃもう。
カメラワーク、アングル、BGM。どれとっても凄まじかった。
神回とされる『ヒノカミ』を超えると言っても過言じゃないのでは?んー、、、難しい!!!でもそのくらい綺麗で迫力のある演出だった。
それと炭次郎が夢の中で再会した家族と、また別れるシーン。こめんなぁごめんなぁって、、、あれは切なすぎる。泣かずにいられんですな。

んー。。。これはBlu-ray買ってしまうかも。
早く2期観たい!
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