シネマスナイパーF

ラーヤと龍の王国のシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)
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吸収を重ね、まさに大帝国と化しているディズニー
超王道なファンタジー冒険活劇で、スター・ウォーズやロード・オブ・ザ・リング的な雰囲気を出しながらドラゴンボールをやる
仲間集めてんなぁ七人の侍だなぁとか、クライマックスめっちゃガーディアンズだなぁとかいろいろ思いました
要は最高です
伸びて蛇行する剣や、やたらかっちょよくデカデカと出る地名字幕なども最高である


圧巻の映像美
スクリーンで観て良かった…
ディズニーのことだから、いつかこれ以上のものを見せてくる可能性があると思うと恐ろしくて仕方ない
アナ雪2で現実を超えた水の表現を見せてくれましたが、味をしめたのか今作は更にその先へ
シスーが水浴びをしている時の質感がエグい
また、多少の類似こそあれど、5つの国でカラー分けをしているので、絵面として飽きないし豊かな印象が出る

登場する龍が羽根のない蛇型であることから分かるように、明らかな東洋テイスト
特にその色が顕著なタロンという場所は、もっと長く見せてほしい美しさ
ムーラン実写化からのこのラーヤと、今はアジア系で攻めてきてるのかな

やはり話運びが鬼のように上手いディズニーアニメ
世界観の説明と主人公の過去描写を同時かつ手っ取り早く的確に済ませ、余計な時間をかけずに龍復活
見事すぎて恍惚としたわ
ドラゴンボール集めを軸にエピソードを枝として増やしていく
そりゃ面白いよ


主人公の戦士だけでなく龍でさえも女性であるという、明らかに昨今の流れを意識していると言っても間違っていないはずの作品なのに、そこをわざわざ上げるまでもなく面白いっていうすごさ